金谷真由子 | わたしのON/OFF | W.L.B. 日本産科婦人科学会ワーク・ライフ・バランス

私のON

産科当直中

　私が産婦人科医になりたいと思ったきっかけは、子宮・卵巣という臓器がとても不思議で面白いと感じたことでした。同じように産婦人科学を面白いと思っている素敵な上司達に出会い、熱い指導を受けたい、真似をしたい、自分の足りない部分や間違った考えを怒られたい、成長したい、そんな風に思ってこの世界に飛び込み、かれこれ11年が経とうとしています。一般病院に出たり大学院に行ったりして経験を積み、学会専門医と学位と指導医資格も取得しましたが、産婦人科学に対する興味が尽きることはありません。

　普段は、腹腔鏡手術と不妊治療をメインに研鑽を積んでいます。産科当直もします。最近は女性アスリートの診療にも興味が出てきて、アスリートの専門外来も担当しています。機会があれば生殖分野の学会発表をしたり論文を書いたり、昨年度は学会が運営する女性のヘルスケアアドバイザー養成プログラムにも参加しました。今年度は女性医学学会認定女性ヘルスケア専門医と女性心身医学会認定医を取得して、最近、生殖医療専門医試験にも合格いたしました。次なる目標が色々と選択できるのも、産婦人科学の幅広さ・奥深さゆえだと思います。

執刀開始の瞬間

外来診療は不妊治療がメインです

2018年東大産婦人科医局旅行

アジア生殖医学会で台北へ

私のOFF

独身時代はヨガ教室に行ったり料理教室に通ったりもしましたが、いまはもっぱら育児です。 "仕事との両立は大変そう"といわれることもありますが、子供が可愛くて可愛くて、大変さよりも幸せを感じる時間のほうが間違いなく多いです。私の周りの人々は懐が深く、大学院進学のタイミングや産・育休も、その都度相談して快く受け入れていただける環境だったので、とてもありがたく思っています。周囲の理解と協力があってこそ今の生活が成り立っているので、私の周りの皆様に、特に夫にはいつも最大限の感謝を伝えたいと思っています。今後も子供の成長に合わせて上手にバランスを取りながら、キャリアをストップしない道を見つけていきたいです。産婦人科関連の学会は託児所を設けている場合が多いので、地方や海外の学会に一緒に行くことで家族旅行を兼ねることもありますが、それなりに子供たちとの思い出が増えていき、毎日を楽しむことができています。

ハンモックカフェ

海を見に行くのが好きです

学会の帰りに家族旅行

癒しの時間

2019年1月現在