私は生来、多分だらしない性格であろうと思いますが、ほっとした気分になると、そのままだらだらと時間を過ごしてしまいますので、ONとOFFの入れ替えには苦労しています。年齢を重ねると、特に体力低下の関係で入れ替えには時間と強固な意志が若い時以上に必要になっているようで、細切れのON/OFFをどうするかはとても重要です。
日産婦学会やその他の学会で理事としてお世話をしている関係や、現在、医学部長を拝命していることから文部科学省や厚生労働省に行くことなど、地方に在住しているので東京に「移動する」ことそのものが大きな仕事になります。多くの場合は飛行機(時々新幹線)で行くことになりますが、これが結構な時間を要しまして、自宅を起点にすると往復で5~6時間を要します。それで移動中どう有効に過ごすかはいつも考えています。長年の経験で出した結論は、何があっても移動中は眠ることでした。音楽を聴いたり本を読むこともやっていましたが、結局眠ることが最も有効であるとの結論に達しました。大抵20~30分ですが、産婦人科医の特性でいつでもどこでもぐっすりです。朝は頭がすっきりしますし、夜は疲れが取れます。地方からの場合、移動時間をON/OFFに有効に使うのが大事なのです。