本日の厚生科学審議会 (予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会)で、2013年以降止まっていたHPVワクチンの積極的接種勧奨差し控えを終了するとの結論がだされました。ご尽力いただいた関係者の皆様に深謝いたします。HPVワクチンは、WHOが15歳までに90%以上の女子が接種することを目標としている国際的に効果と安全性が確立されたワクチンです。今後は、エビデンスの整理とともに、接種後に生じた症状に苦しんでおられる方々への支援策も含め、これらの問題を解決しながら、HPVワクチン接種体制をさらに充実させ、国民のワクチンへのご理解が得られるように関係者一同、努力して参ります。
2021年11月12日
公益社団法人 日本産科婦人科学会
理事長 木村 正