公益社団法人 日本産科婦人科学会

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「ノンメディカルな卵子凍結をお考えの方へ」動画ならびにポスター公開のお知らせ

更新日時:2023年5月24日

「ノンメディカルな卵子凍結をお考えの方へ」動画ならびにポスター公開のお知らせ

2023年5月25日

公益社団法人日本産科婦人科学会 理事長 木村  正
臨床倫理監理委員会 委員長 三上 幹男
同副委員長 鈴木  直
同登録・調査小委員会委員長 片桐由起子

 平素より本会の運営に絶大なご支援を賜り誠にありがとうございます。

 本会では、ノンメディカルな卵子凍結をお考えの方に向けて正確な医学的情報を伝えることを目的として、動画ならびに施設掲示用ポスター(正しく知って欲しい ノンメディカルな卵子の凍結)を作成いたしました。

 ポスターについているQRコードをスマートフォンなどで読み取っていただくと、動画視聴ページが表示されますので、広く情報を届けるために会員の先生方が勤務するご施設におきましても、患者受付や待合などに掲示いただければ幸いです。本ポスターはダウンロード可能となっておりますので、印刷のうえ掲示していただきますようお願いいたします。診察の待ち時間などにご覧いただくことでノンメディカルな卵子凍結についての本会からの正確な情報が伝わることを期待しております。

動画「ノンメディカルな卵子凍結をお考えの方へ」サイトへ

 また、ノンメディカルな卵子凍結を実施されるご施設におかれましては、下記の本会の考え方にご留意ください。

○ノンメディカル卵子凍結に関する日本産科婦人科学会の考え方
※ご理解を深めていただくために追記いたしました(2023年6月7日)

  1. あくまでも当事者の選択に委ねられる事項である。
  2. 推奨も否定もしない(本会は、多くの女性がノンメディカルな卵子凍結について心配しないで済む社会環境が実現することを切望しています)
  3. 本会は、当事者女性、社会に対して正確な情報提供(動画)を行うことが必須。
  4. 本会は、希望者は本会の動画を視聴し、その内容を理解・納得して行うかどうかの決定をすることを推奨する。
  5. 卵子などの保存が、本会生殖補助医療登録施設と関係なく希望者と会社の契約というような形で行われ、医療者の手から離れる可能性があることについて十分に検討する必要がある。

<参考>
一般社団法人日本生殖医学会|倫理委員会報告「未受精卵子および卵巣組織の凍結・保存に関する指針」

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