生殖・周産期医療に関係する生命倫理を考えるに際しての日本産科婦人科学会の基本姿勢で述べられているように、私たち産婦人科医が提供する生殖・周産期医療の目指すものは、母と子の安全を支援し、子の誕生を成し遂げ、生まれてきた子どもを、安寧に育む社会の実現です。
命の選別であるとのご指摘もあるPGT-M/PGT-A・SRに関しては、「生命倫理」を十分に考慮して行わなければならないため、学会として共通の動画を作成し、PGTを受けられる前に必ず視聴をお願いすることにいたしました。
本動画は、学会として最低限これだけは知っておいていただきたいことを、チャプター形式でご視聴できるように作成されています。PGT-Mに関する動画は第1部と第2部があり、第1部は主にPGT-Mにはじめて接する方向けの動画となっており、第2部は主にPGT-Mの実施を考えられている方を対象としています。また、PGT-A・SRについては、全般的に説明した動画と、PGT-Aの対象を限定した理由について説明した動画を掲載しています。
PGT-A/PGT-SR・・・不妊症および不育症を対象とした着床前遺伝学的検査
PGT-M・・・重篤な遺伝性疾患を対象とした着床前遺伝学的検査