公益社団法人 日本産科婦人科学会

English
重要なお知らせ

日本産科婦人科学会学術講演会への演題応募における倫理的手続きに関して

更新日時:2025年4月2日

 日本産科婦人科学会学術講演会で発表される医学系研究は、研究対象者の尊厳と人権を守り、ヘルシンキ宣言、個人情報保護法、人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針(以下、「生命・医学系指針」)、臨床研究法及び関連するその他の法律、政令、省令、指針、通知等を遵守して行う必要があります。そのため本学会員は、日本産科婦人科学会学術講演会への演題応募(・発表)をする際において、これらの宣言・法令・指針等を遵守した手続きが求められます。その手続の理解を助けるために、日本医学会(日医)連合研究倫理委員会により、『学術集会への演題応募における倫理的手続きに関する指針(以下、日医連合指針)』が作成されました。
 日本産科婦人科学会では、日本産科婦人科学会学術講演会への演題応募をする際には、日医連合指針を元に倫理的手続きの確認を行うことを推奨します。尚、日医連合指針は、個々の研究者の自由な研究活動に制限や拘束を加えるためのものではなく、宣言・法令・指針等から逸脱することなく幅広い研究活動を行うための規範となります。

 日医連合指針は、以下の通り学術演題応募の対象となる研究内容を大きく5つのカテゴリーに分類し、特に多数の演題が該当すると考えられるカテゴリーⅣとⅤについては、それぞれ5つと3つのサブカテゴリーに分けています。

  • カテゴリーI:特定臨床研究
  • カテゴリーII:ヒトES細胞、ヒトiPS細胞、ヒト組織幹細胞を利用した基礎研究/再生医療に関係した臨床研究あるいはヒトの遺伝子治療やヒト受精胚に関する研究
  • カテゴリーIII:侵襲を伴う研究又は介入を行う研究(侵襲を伴う又は介入を行う症例報告を含む)
  • カテゴリーIV:観察研究
    カテゴリーIV-A:新たに試料・情報を取得して行う研究
    ①新たに取得する試料を用いる研究
    ②新たに取得する情報を用いる研究
    カテゴリーIV-B:既存試料・情報を用いる研究
    ③自らの研究機関で保有している既存試料を用いる研究
    ④自らの研究機関で保有している既存情報を用いる研究
    ⑤他の研究機関からの既存試料・情報の供与を受けた研究
  • カテゴリーV:「生命・医学系指針」の適応範囲外の研究
    ①症例報告
    ②人を対象としない研究
    ③倫理審査や研究機関の長の許可、インフォームド・コンセントが原則不要の研究

 学術講演会への演題登録の際は、以下の資料を参照したうえで、応募演題のカテゴリー分類と必要な倫理的手続きの確認をお願いします。

学術集会への演題応募における倫理的手続きに関する指針(日本医学会連合)
日本産科婦人科学会学術講演会:カテゴリー分類および倫理的手続きに関するフローチャート
日本産科婦人科学会学術講演会への演題応募における倫理的手続きに関してのQ&A

以上

公益社団法人 日本産科婦人科学会
2025年4月2日
理事長 加藤聖子
学術委員会委員長 岡本愛光

【お問い合わせ先】infocongress@jsog.or.jp

このページの先頭へ