公益社団法人 日本産科婦人科学会

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「NIPT」に関する施設登録申請を希望する会員の皆様へ

更新日時:2020年7月3日

令和2年7月3日

「NIPT」に関する施設登録申請を希望する会員の皆様へ

日本産科婦人科学会倫理委員会

 日本産科婦人科学会(以下本会)では、「母体血を用いた新しい出生前遺伝学的検査に関する指針」(新指針)の改定を令和元年6月22日に理事会で決定後、総会で報告して、新たな「母体血を用いた出生前遺伝学的検査(NIPT)に関する指針」を発表いたしました。
 しかし、令和元年6月21日に、厚生労働省母子保健課から本会に対して「国においてもNIPTに関する審議会を設置し必要な議論を行うので、実施についてはその議論を踏まえて対応されたい」との要望書が出されたことを受けて、新指針の運用開始を見合わせておりました。その後、本会では日本小児科学会より出された指針に対する基本姿勢および日本人類遺伝学会より出された意見表明の内容を踏まえた上で、日本産科婦人科遺伝診療学会のご協力もいただいて、新指針の再改定を進めました。そして、令和2年6月22日の総会で再改定した新指針の承認をいただきました。
 現在、厚生労働省が組織した検討会において議論が進められており、本会が新たに提案した再改定後の新指針に対する判断も行われると考えます。
 しかし、現時点では前記の様に厚生労働省からの要望に基づいて本会の活動根拠となる新指針の運用開始ができない状態です。一方で、日本医学会の下に設置されていた「母体血を用いた出生前遺伝学的検査」施設認定・登録部会は令和元年12月18日をもって解散となっております。そのため、新規の施設認定についても実施することは出来ません。
 NIPT認定施設の新規申請をご検討されているご施設におかれましては、今しばらくお待ちいただきたいと存じます。
 会員の皆様におかれましては、NIPTに関しまして引き続き旧指針に即した運用をご継続いただきたいと考えております。
 何卒ご理解のほどご高配を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

以上

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