公益社団法人 日本産科婦人科学会

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学会からのお知らせ
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婦人科悪性腫瘍の腹腔鏡手術(ロボット支援を含む)に対し日本産科婦人科学会の「婦人科腫瘍登録」および日本産科婦人科内視鏡学会の「症例登録システム」への登録のお願い

更新日時:2020年4月27日

令和2年4月27日

公益社団法人 日本産科婦人科学会
一般社団法人 日本産科婦人科内視鏡学会
会員各位

公益社団法人 日本産科婦人科学会
理事長 木村  正
婦人科腫瘍委員会 委員長 八重樫伸生
一般社団法人 日本産科婦人科内視鏡学会
理事長 大須賀 穣
悪性腫瘍手術委員会 委員長 藤井多久磨

 婦人科領域における内視鏡手術手技の普及に伴い、保険適用となる術式は徐々に増えています。令和2年4月現在のところ、腹腔鏡手術は子宮体がん、子宮頸がんに対し保険適用があり、ロボット支援下手術では子宮体がんに保険適用があります。内視鏡手術は、周術期の侵襲の低減に寄与する一方で、2018年に発表された子宮頸がんに対する臨床試験(LACC trial)では開腹手術に比べて腹腔鏡またはロボット支援下手術において生命予後が不良という結果が示されました。
 我が国における婦人科悪性腫瘍に対する内視鏡手術成績の把握は、学会のオートノミーを示す意味で重要であり、結果として手術を受ける患者に正確な情報提供および手術術式の科学的根拠を示すことが可能となります。婦人科悪性腫瘍に対して、腹腔鏡手術あるいはロボット支援下手術を実施している施設においては、日本産科婦人科学会の「婦人科腫瘍登録」および日本産科婦人科内視鏡学会の「症例登録システム」に健康保険適用あるいは自費による診療にかかわらず、症例の登録をしていただきますようお願いします。

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