(社団法人日本産科婦人科学会会長)

 皆様、本日は大変お忙しいなかこの公開講座にお越しいただき、誠にありがとうございます。
 日本産科婦人科学会ならびに主催者を代表いたしまして、ひとことご挨拶を申しあげます。

 日本産科婦人科学会は、女性の身体の仕組みや病気の治療法の研究を通じて人類・社会の福祉に貢献しようという医師および自然科学者の集まりでございます。われわれは、一般の皆様への啓発普及活動の一環として、これまでにも全国各地で様々な公開講座を開催してまいりました。そしてこのたびは、本日より4日間行われます第55回日本産科婦人科学会総会・学術講演会にあわせて、福岡の地で開催させていただくこととなりました。

 今回のテーマは「女性の健康を考える」でございます。大変に広いテーマでございますが、このテーマには中高年の皆様はもとより、妊婦さん、若い女性のみなさん、さらには思春期のみなさんなど、さまざまな世代の方々の健康についての疑問や悩みに広くお答えしていこうという気持ちを込めております。
 本日は4名の演者の方々にお越しいただきました。ご講演の順にご紹介いたしますと、まず大濱紘三先生は広島大学の産婦人科教授でかつ大学院医歯薬学総合研究科長をおつとめで、いわば本日の産婦人科医代表の役をお願いいたしました。産科婦人科学全般に広くご造詣が深く、皆様の様々なご質問にお答えいただけるものと確信しております。

 次は目崎登先生です。産婦人科のご出身で現在は筑波大学スポーツ医学の教授をなさっていらっしゃるという大変貴重なご経歴をお持ちです。やわらちゃんを初めとした全日本柔道連盟女子のチームドクターもなさっているそうです。産婦人科とスポーツの両面から貴重なお話がうかがえるものと期待しております。

 杉山みち子先生は国立健康・栄養研究所の研究室長から、この新年度より神奈川県立保健福祉大学の教授にご就任になられました、栄養管理の専門家でいらっしゃいます。更年期女性の食生活改善など、女性にとって大変に身近な問題について、とてもご造詣が深い先生でいらっしゃいます。

 林田スマ先生については、皆様、一度は必ずそのお声をお聞きになったことがあるに違いないと存じます。福岡市を中心に、フリーのアナウンサーとして長年テレビラジオにご活躍なさっています。また、大野城まどかぴあ男女平等推進センター所長もおつとめでいらっしゃいます。本日は一般女性の代表としてお越しいただきました。また後半のパネルディスカッションではコーディネーターとして会の進行役をお願いしております。

 本日はこれからまず1時間、4人の演者の方々におひとりずつそれぞれ15分間の持ち時間で概説をお話し