わたしのON/OFF 明日に繋がるoff

わたしのON/OFF 明日に繋がるoff 苛原 稔 徳島大学大学院産科婦人科学分野 教授

私のONOFF

細切れの時間を睡眠と入浴で気分転換

苛原稔教授苛原稔教授
 私は生来、多分だらしない性格であろうと思いますが、ほっとした気分になると、そのままだらだらと時間を過ごしてしまいますので、ONとOFFの入れ替えには苦労しています。年齢を重ねると、特に体力低下の関係で入れ替えには時間と強固な意志が若い時以上に必要になっているようで、細切れのON/OFFをどうするかはとても重要です。
 日産婦学会やその他の学会で理事としてお世話をしている関係や、現在、医学部長を拝命していることから文部科学省や厚生労働省に行くことなど、地方に在住しているので東京に「移動する」ことそのものが大きな仕事になります。多くの場合は飛行機(時々新幹線)で行くことになりますが、これが結構な時間を要しまして、自宅を起点にすると往復で5~6時間を要します。それで移動中どう有効に過ごすかはいつも考えています。長年の経験で出した結論は、何があっても移動中は眠ることでした。音楽を聴いたり本を読むこともやっていましたが、結局眠ることが最も有効であるとの結論に達しました。大抵20~30分ですが、産婦人科医の特性でいつでもどこでもぐっすりです。朝は頭がすっきりしますし、夜は疲れが取れます。地方からの場合、移動時間をON/OFFに有効に使うのが大事なのです。
温泉銭湯
 休みがあれば、下手の横好きのゴルフに行きたいのですが、これは一緒に行く相手と天候に恵まれて、少なくとも8時間ぐらいの自由時間が必要ですので、最近は減っています。それで、私は最近、東京で風呂屋さんやサウナに行くことで、ゴルフに行った気持ちになって楽しんでいます。入浴は心と体を癒してくれますね。好きです。湯に入ったり出たりしながら、数時間過ごすこともよくあります。最近は特定のところになってきましたが、東京のサウナや有名な温泉は、結構探して行きました。少々寒くても歩いて下町の風呂屋やサウナを探すと、道を覚えたり、明治からの由緒ある史跡を偶然発見する幸運にも恵まれます。結構、東京には古い江戸文化が残った通りがあるんですね。また、東京で数日宿泊する時は、ホテルのサウナが朝早くから開いている場合は仕事の前にできるだけ入ります。夜は街並みを楽しみながらサウナ専門店に行くことが多いですね。
 

2015年10月現在