わたしのON/OFF 明日に繋がるoff

わたしのON/OFF 明日に繋がるoff 堀之内 崇士 久留米大学 助教

私のON
 私は2003年に卒業後、出身大学の久留米大学産科婦人科学教室に入局しました。学生時代の臨床実習で教育担当の先生から産婦人科の魅力と情熱ある勧誘で入局を決めました。時代は、研修医制度が始まるちょうど一年前で、昔ながらの初期研修医時代を過ごし、その後3年間の専修医を経て産婦人科専門医となりました。周産期を専門とするようになった私のOnタイムは3つに分けられます。第一のONタイムは臨床における久留米大学周産期母子医療センター産科部門の病棟医長としての時間です。ハイリスク妊娠の管理や出生前診断、胎児治療を行い、病棟の仲間たちと充実した毎日を過ごしています。第二のONタイムは臨床の傍らではありますが、研究になります。そして学会発表や論文執筆なども行っています。第三のONタイムは教育と勧誘です。人材確保のため、学生や研修医へ医局全体で指導や教育を行い未来の産婦人科医の獲得に心血を注いでいます。
ONタイム

ONタイム

診察

診察

私のOFF
メキシコ 夫婦でブラックバス釣り

メキシコ 夫婦でブラックバス釣り

 私のOFFの時間はほとんど釣りで占められています。もちろん毎週、休みがあり釣りに行けるわけではありません。幸いなことに大学病院は筑後川のほとりにあり、釣り場に面した職場です。この立地条件をフルに利用し、明け方に分娩を終え帰宅するタイミングでちょいと釣り糸を垂れることもON/OFFの切り替えには一役買っています。更に年に一度の夏休みは釣り三昧です。この休みを使い、様々なところへ出かけました。メキシコやオーストラリアなど、日本ではなかなか味わえない大自然の中での釣りは至福の時です。ただ、明け方から一日16時間以上、釣竿を振り続けるためOFFの時間とはいえストイックな時間を過ごします。
タイのスネークヘッド

タイのスネークヘッド

タイのピラルクー

タイのピラルクー

 最後に、産婦人科の施設において十分な人手のある施設は全国でも多くはないと思います。忙しいONタイムを充実した時間にするために、充実したOFFタイムが重要ではないかと思います。

2016年1月現在