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Reason for your choice
第2回 (2008年開催) in 美ヶ原
第2回産婦人科サマースクールに参加して
【初期研修医1年目】 H. K.(筑波大学)

 4月に研修が始まって早4ヶ月。完璧な空調の効いた病院の中で、季節感のない毎日を過ごしていた私にとって、キラキラと太陽が輝く松本での研修はまさに夏の始まりでした。
 私は大学病院の産婦人科の先生に勧められて、同期の産婦人科志望の友人と3人でサマースクールに参加させて頂きました。会場に着いた際、180名という参加者の数の多さに驚きました。全国から産婦人科医を志す研修医や学生がこんなに集まっているとは、なんと心強いことでしょう!
 1日目は初めに無過失医療制度、産婦人科医女性医師の継続的就労、日本医師会からの男女共同参画社会についての講演がありました。産科医療は大変厳しい状況にあると実感しましたが、全国的に科を挙げて状況改善に取り組んでいる事が分かりました。
 後半は産科超音波セミナー、婦人科画像セミナーがありました。超音波セミナーでは、超音波の歴史や、胎児診断について大変興味深い講義がありました。その後、実際にエコーを操作し、模擬診察をしました。画像セミナーでは、婦人科領域のMRIの読影のポイントの講義の後、グループに別れて8症例のMRIを実際に読影し、発表しました。参加者のレベルの高さに圧倒され、大変勉強になりました。
 夜は大勢の先生方や、研修医、学生の方々と、美味しいお料理を頂きながら歓談しました。そしてもちろん、夜景を見ながらの温泉も楽しみました。
 2日目は内視鏡実技セミナーがあり、実際に内視鏡を操作して、輪ゴムやビーズを早く移す競争などをしました。初めての内視鏡操作で、夢中で参加しました。
 最後に「若手医師と本音で語り合う」というワークショップが開催されました。
・海外研修について(産婦人科医育成奨学金基金制度による海外派遣についてのプレゼンがありました)
・人工妊娠中絶について
・激務の中でモチベーションをどのように保つか
・産婦人科の一番の魅力は?
など、たくさんの質問がでました。それぞれの先生が、これまでの経験をもとに「本音」でお話してくださり、産婦人科医としての具体像が描けたように思います。
 現在、マスコミや医療の現場では「絶滅危惧種」「激務」「訴訟」など、進路として産婦人科を決意するにはハードルが高くなるような言葉が飛び交っています。しかし産婦人科は子供の誕生に立ち会い、また女性のライフサイクルと密接に関わる素晴らしい仕事だと思います。私は研修で産科を回りましたが、前日までエコーで見ていた赤ちゃんが、この世界に誕生し目の前で元気に泣いている姿は、とても神秘的でした。赤ちゃんとお母さんが対面する瞬間は、いつも胸が熱くなりました。ただし、子宮内胎児死亡や悪性腫瘍など、つらい事に向き合わなければならないのも事実です。そのような患者さんのケアや治療をすることは、チャレンジングではありますが、産婦人科の魅力の一つだと考えています。そして、私が産婦人科に惹かれる大きな理由の一つは、働いている先生方がとても楽しそうに活き活きと仕事をしていらっしゃる事です。今回お世話になった全国の産婦人科の先生方のお話を聞いて、ますますそのように感じました。
 また私事ですが、このサマースクールで高校時代の先輩、同級生3人と、卒業以来8年ぶりに再会しました。この様な形で同じ志を持った友人に再会できたことは、大きなパワーとなりました。今回参加した180名を超える同世代の仲間がいる事を励みに、これからも研修をがんばっていきたいと思います。
 最後になりましたが、素晴らしい機会を頂いたことに感謝し、ご指導を賜った先生方、スタッフの皆様に御礼申し上げます。


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