日本産科婦人科学会
JAPANESEENGLISH
JSOG HOME
学術講演会 刊行物 専門医申請関連
会員専用 login
Home > Reason for your choice > 若手医師育成プログラム
Reason for your choice
若手医師育成プログラム
ICON

日米若手医師交換プログラム参加体験記

2015年10月1日
東北大学 渋谷 祐介

 日本産婦人科学会の若手医師育成プログラムの企画として、2015年5月2日から6日まで米国サンフランシスコで開催された米国産婦人科学会(American Congress of Obstetricians and Gynecologists: ACOG)のAnnual meetingに参加させて頂きました。このプログラムは、日本と米国の若手の医師を互いの国に派遣し、交流と行うことを目的としており、日本からは5人の若手医師が参加しました。
 サンフランシスコはカラッと晴れて海からの涼しい風が心地良い、古くからの建造物も美しい米国人にも人気の観光地で、成田から往路9時間、帰路10時間半と日本からのアクセスも比較的良好です。


 米国の学会には初めて参加しましたが、会場では軽快なclub musicが流れており自然と気分が盛り上がります。ACOGは臨床の話題がメインの学会で、臨床医の知識のアップデートやレジデントに向けた超音波検査や子宮鏡手術の半日がかりのハンズオンプログラムが組まれています。ランチョンセミナーは日本と同じ形式もありますが、Lunch with the Expertsという9人テーブルそれぞれに1人ずつの専門家を囲み、講義と質疑応答を交わすという企画が特徴的でした。テーブルを囲んだ面々は50歳くらいの開業医さんから医学生まで様々で、食後のコーヒーを飲みながら子宮内膜症の治療について熱い議論が交わされました。毎夜様々なレセプションが開催され、全米のレジデントの代表が集まる会では米国のレジデントの生活や悩みといった生の声を聞くことができました。

 日本からの派遣団もポスター発表があり、各々プレゼンを行いました。私は東日本大震災が不妊症患者に与えた影響を報告し、FIGOのジャーナルの元editor in chiefに興味を持って頂きました。このような著名人に直接出会えるのもACOGの魅力だと思います。


〈ポスター発表の1コマ〉

 カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)付属のMedical Centerの見学もプログラムに含まれており、ミッション・ベイ地区に移転したばかりの病院を見学させて頂きました。シリコンバレーが近いこともあり、企業関係者からの多額の寄付もなされ、病棟・病室内や構内に様々な実験的なIT技術やデジタルアートが散りばめられています。年間2,000件の分娩を扱う全米病院ランキングの上位の病院ですが、自分たちより若いと思われるレジデントたちが最前線で生き生きと働いているのが印象的でした。


〈カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)付属
Medical Center見学〉

 このプログラムを経験して得たことは沢山ありますが、特に以下の2点が大きな収穫でした。米国では臨床を行う人と基礎研究を行う人が別なため、ACOGは純粋に臨床的学会になりますが、臨床と基礎的な研究を又にかけて行っている医師が多い日本の学会は面白いと再認識でき、自信に繋がったことです。また、米国のレジデントとの交流もさることながら、個性豊かな日本の若手医師と出会えたことです。各大学の現状やお互いの目標を語り合い、良き友人になれたことは代えがたい財産となりました。
このような機会を授けて下さった日本産婦人科学会、ACOGの皆様、引率して頂いた大阪大学の上田豊先生、東京医科大学の西洋孝先生に心より感謝いたします。
 若手医師の皆様にチャンスはありますので、専門医試験前後の方々は是非トライしてみてください。


このページのトップへ

サイトマップこのサイトについて
© 公益社団法人 日本産科婦人科学会