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若手医師育成プログラム
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第2回日本産科婦人科学会スプリングフォーラム開催報告

2012年10月1日
金内優典(日本産科婦人科学会若手育成委員会主務幹事)

 医学生、初期研修医の皆さん。医師として自分の専攻を決定してから先のことを想像したことがありますか?目の前の国家試験、毎日の研修に全力投球中の皆さんには、遠い先のことのように思えるかもしれません。これから一生その領域で頑張って行こう!と、固い決心で進んだ道でも、いつか必ず「これでよかったんだろうか?」、「ほかの地方の同僚達ってどうなんだろう?」、「これから、どのように進んでいったらいいんだろう?」と悩む時期が来ます。このような世代の中堅産婦人科医師たちの横の連携を深め、将来のあるべき“姿”を見つけ出す機会を提供するために、スプリングフォーラムは開催されています。第2回となった今回も、京都平安ホテルに全国から61名の産婦人科医師の皆さんが集結し、3月3日から4日にかけて行われました。

 スプリングフォーラムでの中核プログラムは、参加者がいくつかのグループに分かれ、二日間にわたり一つのテーマについてKJ法、二次元展開法によりディスカッションしたのち行われるワークショップです。討論される今回のテーマは、「産婦人科専門医取得後10年をどう過ごす?―目標と克服すべき課題―」でした。各グループそれぞれが、自分達や我が国の産婦人科医療を取り巻く問題や課題を抽出し、その改善へむけての方策について様々なアイディアが発表され、“熱い”ワークショップとなりました。日本産科婦人科学会では、このワークショップから得られた数々の提言を、将来の産婦人科医療を担う中堅産婦人科医師達の声として真摯に耳を傾け、よりよい産婦人科医療体制の構築に活かそうとしています。

 一日目プログラムのもう一つの柱は、先輩医師達によるシンポジウム講演でした。「達人に学ぶ ―産婦人科専門領域の魅力―」と題し、婦人科ロボット手術、胎児超音波画像診断、骨盤臓器脱に対するTVM手術、其々の達人産婦人科医師から非常に魅力あるお話をうかがうことができました。さらに、今回は斎藤通紀教授(京都大学大学院医学研究科生体構造医学講座機能微細形態学)をお招きし、まさに第一線研究であるiPS細胞の生殖医療への応用研究について、「生殖細胞の発生機構とその試験管内再構成」と題してご講演いただきました。臨床から基礎研究まで、興味深いこれだけの内容の講演をいっぺんに、しかもかぶりつきで聴ける機会はそうはありません。参加者一同あらたな目標が十分にインスパイアされたことと思います。その晩は、グループディスカッション、シンポジウムの興奮冷めやらぬまま懇親会が行われました。ちょっぴりお酒も入りつつ、先輩・後輩みな胸襟を開き、日々の悩み、将来の目標などを語りつくす、楽しく“熱い”番外編プログラムがここでも繰り広げられました。


<KJ法の例>


 二日目には「産婦人科医療改革の道のりと展望」と題して、日本産科婦人科学会が果たしてきた役割についての講演があり、全国レベルでみた産婦人科医療の状況に関する知識を新たにすることができたことと思います。さらにランチョンセミナー「産婦人科研究・subspecialtyへの展望 ―先輩医師から学ぶ―」として、生殖医療の臨床・研究に情熱を捧げ続ける先輩医師からの「産婦人科医師が基礎研究に携わる意義は何か?」と題した参加者への檄ともいえる講演で幕を閉じました。

 第2回となった今回のスプリングフォーラムも第1回同様に熱気ある会となりました。参加者の皆さんも心に期するものをもってそれぞれの地域に帰り、その気持ちを後輩たちにフィードバックしてくれるものと思われます。いつの日か、みなさんもこの輪の中に入ってくださることを期待しています。  



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