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Reason for your choice
若手医師育成プログラム
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米国産婦人科学会(ACOG) Armed Forces District Annual Meeting 2009 に参加して

2010年1月22日 八木洋也 (筑波大学)

 今回、このプログラムに応募しようと思ったのは、以前に産婦人科医育成奨学基金でACOGに参加した同僚医師の影響でした。当時、専門医試験に合格し、大学院に入学し、これからの自分の身の振り方しか考えていなかった私は、彼女達の姿に衝撃を受けました。産婦人科の若手医師が、現在の、そして将来の産婦人科医師のためにできることを考え、実際に日産婦総会で企画・運営まで行い、少しでも、この深刻な産婦人科の現状を打破しようとがんばっている姿を見て、ただ不平、不満を言っているだけの自分が恥ずかしくなりました。その想いから応募し、運良く10人の内の1人になることができました。気合い十分で5月のACOG派遣を待っていましたが、H1N1インフルエンザの猛威にあえなく中止となり、かなり落胆しました。しかしACOG並びにJSOGのご配慮で11月にハワイで行われるArmed Forces District Annual Meetingに参加できることになりました。
 会期は11月15-18日で、幸運なことに天候にも恵まれ、空き時間に海水浴、ビーチバレー、スノーケリングとハワイを満喫することができました。

 学会会場はホテルの中にある、いくつかの会議室で行われました。今回の参加が急に決定したということもあり、学会の内容に、具体的に現地の若手医師との討論やプレゼンテーションのようなものはなく、一産婦人科医として学会に参加する、という感じでした。私たちは主にプレナリーセッションに参加しました。トピックスは多岐に渡っており、その分野の専門家による講演で、「双胎の経膣分娩」や「女性の性機能不全」などは今後、日本でも話題に上るのではないかと思われ、非常に勉強になりました。これらの講演の他にポスター演題や口頭演題があり、一緒に参加した東大の宮本先生の演題も口頭演題に選ばれ、前の日に飲みに行ったにも関わらず、英語での発表、質疑応答をこなし、宮本先生には色々な意味で感動しました。

  そして今回、最も感銘を受けたのはACOG Junior Fellows(JF)のミーティングでした。この会は、Armed Forces DistrictのJFと、本部のJF評議員、そして医学生が参加し、役員の紹介、活動報告、色々な賞の授賞式などが行われました。私たちはミーティング後にJF評議員のDr. Tara Shirazianに話を聞くことができました。勉強不足で知らなかったのですが、アメリカのJFは一つの組織として存在し、若手医師が中心となり、医学生の産婦人科への勧誘、産婦人科医としての技術や知識の向上、JFの様々なサポートを行っており、驚いたのは国内だけでなく世界の医療保健などの問題に取り組んでいることでした。アメリカの若手産婦人科医の「本気」を肌で感じることができました。この厳しい現状に対し、私のような若手医師ができることは現場で忠実に働くこと、と考えてきました。しかし今回の経験で、日本中のJF同士が仲間として集まり、話し合う機会がもっと増え、行く行くはACOGのようにJFとして一つの組織となれば、日本の産婦人科も内側から活性化され、本当に魅力のある科になるのではないかと思いました。

  JSOG/ACOG交換プログラムは本当にすばらしい企画だと思います。このような機会を与えていただきありがとうございました。
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