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Reason for your choice
第67回日本産科婦人科学会学術講演会 理事長推薦フォーラム
(男女共同参画・女性の健康週間委員会企画)
 『産婦人科のダイバーシティ
  ~産婦人科医を続ける理由、あなたのミッションは?~』
『産婦人科のダイバーシティ~産婦人科医を続ける理由、あなたのミッションは?~』開催報告
種部 恭子 (女性クリニック We!TOYAMA)

 産婦人科は、20~30代において最も女性医師の割合が高い診療科。早くから積極的に男女共同参画に取り組んできました。
 男女共同参画というと仕事と家庭の両立をテーマにすることが多いですが、日本産科婦人科学会は一歩進んで「ワークライフバランス」に取り組んでいます。そして第67回日本産科婦人科学会学術集会においては、さらに一歩進んで「ダイバーシティ(多様性の受容)」をテーマにフォーラムを行いました。
 フォーラムではキャリアモデルとして6人の若手産婦人科医が自分にしかできない仕事を自分の手でつかみ達成した体験を紹介しました。その後、多様な働き方の19人の若手男性・女性医師で、「産婦人科医を続ける理由~あなたのミッションは?」と題して、産婦人科医を志した理由、仕事が生活や家庭に与えるよい影響、生活や家庭が仕事に与えるよい影響、上司・同僚・部下からの心ない一言、自分を育てた一言、そして産婦人科医として成し遂げたいことなどを話題にワークショップを行いました。

 登壇者にはそれぞれ心に秘めるミッションがありました。目の前の女性を丁寧に診ること、地域医療や地域の女性の健康増進に貢献すること、自分を越える後進の育成、支えてくれた指導者への恩返しなど、ミッションは多様です。どれもが産婦人科医療の重要な1ピースであり、お互いが持つ多様なミッションを認め合い、支えあい、全員野球ができることが、産婦人科医療全体の質の向上につながると認識できました。
 しかし到達点にたどり着くまでには、ライフプランやワークライフバランスなど、解決しなければならない問題を抱えます。子育てや自身の病気などで生活を優先せざるを得ない状況になると、「キャリアダウン」を恐れる方もおられるかもしれません。しかし、多様な生活体験はいい仕事をするために必ず役に立つということも、ワークショップの中で確認できました。

 産婦人科医療の発展のためには仕事の内容、働き方、生活など、すべての分野でダイバーシティが必要だと認識できたことを受け、「横浜宣言2015年春」を提言しました。女性を診る診療科だからこそ、医学界のどの団体よりもダイバーシティを推進する団体でありたいと思います。

 横浜宣言2015春 産婦人科医を続けるための10か条
1.人や社会の役に立てる仕事であることを誇りとします。
2.さまざまな志を持つ仲間たちの、それぞれのミッションを尊重します。
3.ワークライフバランスの推進に取り組みます。
4.ライフイベントによる労働の制約に対して、多面的なケアがなされるように働きかけます。
5.ケアへの感謝を忘れません。
6.健康に働けるよう、労働環境を改善する努力を惜しみません。
7.努力に対してフェアな評価を心がけます。
8.産婦人科の仕事の多様性を活かし、活躍の機会が公平に与えられるように努力します。
9.さまざまな立場の違いを強みとできるよう、ダイバーシティの推進に努めます。
10.ミッションを果たすために応援してくれている上司・同僚・後輩・家族への感謝を忘れず、産婦人科医療への貢献を通じて社会に還元します。


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