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一般のみなさまへ

病気を知ろう:婦人科の病気

月経前症候群

どんな症状がありますか?

 精神神経症状として情緒不安定、イライラ、抑うつ、不安、眠気、集中力の低下、睡眠障害、自律神経症状としてのぼせ、食欲不振・過食、めまい、倦怠感、身体的症状として腹痛、頭痛、腰痛、むくみ、お腹の張り、乳房の張りなどがあります。 → HUMAN+ p17

診断方法は

 上記症状が月経前に毎月あらわれ月経開始後から和らぐことから診断は容易ですが、出現症状を記録し、月経周期との関連を確認し、精神神経疾患等でないことを確認します。

治療法は

  1. 薬によらない治療法
    まず、症状日記をつけ病状を理解し、ストレスから自分を解放するメインテナンスの時期ととらえてもらうとよいと思います。月経前症候群の症状と付き合うために、自分のリズムを知って気分転換を図ったり、自分が心地よいと思えるようなセルフケアを探してみることをお勧めします。
  2. 薬による治療
    1. 排卵抑制療法(排卵を抑える治療法)
      1. 排卵が起こり女性ホルモンの大きな変動があることが原因の一つですから、排卵を止め女性ホルモンの変動が無くなることで症状が軽快します。ホルモン量の少ない低用量経口避妊薬(OC、低用量ピル)や低用量エストロゲン・プロゲスチン配合剤(LEP)などのホルモン薬で排卵を止めます。これらのホルモン薬は、服用している期間だけ一時的に排卵を止めるものですから、将来の妊娠には影響を与えません。
    2. 症状に対する治療法
      1. ① 痛みに対しては鎮痛剤。
      2. ② むくみなどの水分貯留症状に対しては、利尿剤や抗アルドステロン療法(尿量を増やす治療法)。
      3. ③ 精神神経症状や自律神経症状に対しては、精神安定剤や選択的セロトニン再取り込み阻害薬物療法(脳内の活性物質セロトニンを維持する治療法)。
    3. 漢方療法
      個人の証(症状や体質)に合わせて、漢方薬を使用します。加味逍遥散、当帰芍薬散、温経湯、抑肝散、桂枝加竜骨牡蛎湯などがよく使用されています。
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