HUMAN +女と男のディクショナリー
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91◎ 分娩の異常頻ひんど度の高い分ぶんべんいじょう娩異常として、胎たいじ児の位置や分娩進行の異常があります。通常、胎児は頭を先にしてお産が進みます。この場合を「頭とうい位」といいます。お尻や足が先になる場合は「骨こつばんい盤位(逆さかご子)」であり、現在では、帝王切開による分娩が行われます。分娩の進みが遅くなることを遷せんえんぶんべん延分娩といいます。陣痛が弱い「微びじゃくじんつう弱陣痛」、胎児が産道を上手に通過できない「回かいせんいじょう旋異常」、胎児と母親の骨盤の大きさや形と胎児とがうまくかみ合わない「児じとうこつばんふきんこう頭骨盤不均衡」などが、遷延分娩の原因となります。お産の進みが悪い場合は、帝王切開を行うか、妊婦さんの了解を得た上で子宮の収縮を促うながす薬剤を使用することがあります。◎ 帝王切開による分娩次のような場合、帝王切開での分娩が選択されます。胎たいい位の異常や、児頭骨盤不均衡など、経けいちつぶんべん腟分娩が困難と判断された場合。また、心肺異常などがあり、経腟分娩が母体にとって危険な場合、胎児の元気が乏しい場合にも、帝王切開を行います。帝王切開の既きおう往がある場合や、子宮手術の既往があり子宮破裂の危険性がある場合も帝王切開を選択することがあります。◎ 会陰切開とは会えいんせっかい陰切開とは、胎児の娩ばんしゅつ出前に会陰を切開することです。胎児が大きくて難なんざん産が予想される場合や、吸引分娩や鉗かんしぶんべん子分娩を行う場合、骨盤位分娩の場合などは会陰切開が行われることが多いようです。初めてのお産は自然に会陰の裂れっしょう傷を生じることが多く、予防的に会陰切開を行うこともあります。分娩の介助法は、施設によっていくらか差異があるので、事前に確認しておくといいでしょう。夫がしておくべきことと、立ち会い出産に向けた心構え多くの妊婦さんは妊娠40週前後に自然に陣痛がおこりますが、出産予定日より早い時期に急にお産になったり、入院が必要になることもあります。入院に必要な物品をすぐに持ちだせるように、男性はパートナーと相談して、事前に物品の準備をしておくことが大事です。子どものいる家庭では、世話ができる環境を整えておく必要があります。妊娠中は不安に思うこともたくさんあるでしょう。妊婦さんを精神的にサポートすることもまた、夫の大切な役割です。立ち会い出産は、我が子の誕生の瞬間とその感動を夫婦で共有することができます。しかし、お産は決して楽なことではありません。出血が多くなったり、緊急での対応が必要になることもあります。男性によっては想像を超えた場面に遭遇し、精神的に苦痛となる人もいるかもしれません。夫婦で事前に話し合い、立ち会い出産をするかどうか事前に決めておくことをおすすめします。経験談を聞くこともいいでしょう。For Men思 春 期青 年 期将来の妊娠のために妊娠・出産中 高 年 期

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