HUMAN +女と男のディクショナリー
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67凍とうけつゆうかいはいいしょく結融解胚移植の場合は、超急速凍結法を用いて凍結しておいた胚を融解し、胚の発育段階と子宮の内膜の状態を合わせて、ちょうどいい日に胚を子宮内に戻します。子宮の状態は自然周期を用いたり、女性ホルモンを用いたりして、人工的に調節し、その子宮に胚を移植します。 ◎ 妊娠する可能性は高いの?現在、「新しんせんはい鮮胚治療」である体外受精や顕けんびじゅせい微授精の妊娠出産成績より、「凍結融解胚移植」の成績のほうが高くなっています。これには2つの理由が考えられています。新鮮胚治療では、卵らんぽう胞を複数個発育させるためホルモン値が高く、この影響で子宮内環境が胚の着床には少し障害となること。もうひとつは、胚を凍結保存する場合、融解胚移植するときに妊娠可能と評価できる胚しか凍結保存しないという、胚の選択が行われているためです。また、成績は年齢の影響がとても大きく、32歳ぐらいまでは治療開始あたりの生産率(赤ちゃんが生まれる率)は約20%ですが、それより高齢だと緩やかに下降し、36歳ぐらいから下降率は大きくなります。40歳では約7~8%が治療開始あたりの生産率です。45歳では1%を割ります。◎ いくらかかるの?自費診療なので施設ごとに異なります。1回あたりの体外受精、顕微授精の治療は約30~60万円ぐらいです。凍結融解胚移植治療は15~25万円ぐらいです。年齢制限や所得制限はありますが、特定不妊治療費助成制度を申請することができ、それに加えてさらに助成制度を充実させている自治体もあります。◎ 治療の限界女性の年齢が、成績に大きく影響します。40歳以上の高齢だと、出産に至るまでの治療回数は大半は3回までです。それを超える場合は成功率は低下します。男性の場合、精巣に精子がいない場合は夫婦間の生せいしょくほじょいりょう殖補助医療は困難です。思 春 期青 年 期将来の妊娠のために妊娠・出産中 高 年 期

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