HUMAN +女と男のディクショナリー
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39ています。厚生労働省は、CRSの発生を早期になくすとともに、2020年度までに風疹の排はいじょ除達成を目標に、予防に取り組んでいます。◎ B型肝炎ワクチン(11~12歳・4回目の接種)B型肝かんえん炎ワクチンはB型肝炎ウイルスの成分を使った不活化ワクチンです。一般には任意接せっしゅ種として自費になりますが、B型肝炎ウイルスを持った母親から生まれた赤ちゃんには保険診療で予防ができます。乳児期に接種した場合、予防効果は一生持続し、慢性化や発がんを予防すると考えられています。ただし、抗体が低下して一過性の感染をきたすことはあるので、思春期早期(11~12 歳)の最後のワクチン(男児ならDTの2期、女児ならHPV ワクチン)と同時接種で実施することが推奨されます。WHO(世界保健機関)は1992年、B型肝炎の感染源の撲滅と肝硬変や肝臓がんなどをなくすために、出生後すぐにB型肝炎ワクチンを定期接種として接種するように推奨しています。◎ HPVワクチン(中1~高1・定期接種)ヒトパピローマウイルス(HPV)は主に性行為で感かんせん染します。子しきゅうけい宮頸がん予防のためのHPVワクチンとして、サーバリックスとガーダシルがわが国で承認されています。産婦人科診療ガイドライン・婦人科外来編では、10~14歳の少女が最優先に推すいしょう奨されます(推奨レベルA)。2010年11月からは公費助成が始まり、多くの地域では中1から高1の女性を対象に開始され、2013年度からは定期接種に移行しました。ワクチン接種を契機として重じゅうとく篤な副反応が発生したとの理由で、厚生労働から、積極的な勧かんしょう奨を一時中止する旨むねの勧かんこく告が出されて以来、HPVワクチンの接種は激減しています。ワクチン接種の安全性が科学的にかつ速すみやかに確認されることが期待されます。HPVワクチンについては、40ページにくわしい情報があります。自分が子どもの頃、どんな予防接種を受けてきたかは、母子健康手帳に記録されています。おうちの人に、自分の母子手帳を見せてもらって、巻かんまつ末の「ワクチン接種」記録欄に書きこんでおきましょう。思 春 期青 年 期将来の妊娠のために妊娠・出産中 高 年 期

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