HUMAN +女と男のディクショナリー
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私たち人間のからだをつくっている細胞の中には、からだをつくる設計図の役割をしている染色体が46本あります。そのうちの2本が性せいせんしょくたい染色体と呼ばれ、男になるか女になるかを決定します。性染色体にはX染色体とY染色体があり、XYの組み合わせは男に、XXの組み合わせは女になります。卵子(必ず X染色体を持つ)と精子(X染色体かY染色体のどちらかを持つ)が受精してできる受精卵にY染色体があると男に、なければ、自然に女になるというしくみなのです。◎ 性器ができるしくみお母さんの子宮の中にいる胎たいじ児は、最初は男女の区別はありません。妊娠7週目以降Y染色体があると精せいそう巣ができ、なければ卵らんそう巣ができます。精巣からは男性ホルモンがでて、男性の性管(精巣上体、精管、精のう)や外性器(ペニス、陰のう)ができます。卵巣からは男性ホルモンがでないので、自然に子宮、卵管や腟ちつ、陰いんかく核、陰いんしん唇になります。◎ 思春期での変化8、9歳から17、18歳までを思春期と呼び、この時期に性機能ができあがります。思春期になると、脳にある視ししょうかぶ床下部というところから、やはり脳にある下かすいたい垂体に指令がでて、下垂体から性せいせん腺刺激ホルモンが分ぶんぴつ泌されます。このホルモンは男では精巣に、女では卵巣に作用し、それぞれ、男性ホルモン、女性ホルモンが分泌されます。これらのホルモンは血流に乗ってからだのいろいろな部分に働き、男らしい、あるいは、女らしいからだをつくるのです。121第一章 〜思春期〜女と男って、どこが違うの?九州大学産科婦人科 加藤聖子Doctor

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