HUMAN +女と男のディクショナリー
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104女性が成熟した時期を過ぎ、40歳代後半になって卵巣の活動性がしだいに消失していき、ついには月経が永久に停止した状態を閉へいけい経といいます。閉経の診断は、更こうねんき年期の女性が12カ月以上の月経がなくなって、はじめて確定します。わが国の閉経年齢は平均49.5 ±3.5歳、中央値は50.5歳と報告されています。閉経しますと、卵巣機能の衰退、そしてエストロゲン分ぶんぴつ泌の低下・消失という内分泌環境の変化が急激におこり、それにより女性の生涯において、もっとも大きな身体的変動がみられます。閉経の前後で、女性のからだにどのようなことがおこるのか、どのような症状・疾しっかん患がおこりやすいかは、下記の図をご覧ください。男性は寛容に受けとめて女性にとって閉経期は、子育てが一段落して子が親離れし、夫との考え方や感じ方のギャップが気になり、人生に対する孤独感・虚きょむかん無感をしばしば味わう時期です。大切な女性にいつまでも活いき活いきしていてほしければ、閉経後の女性のからだの変化を理解し、この時期のストレスを受けとめてあげる寛かんよう容さが、男性にも求められています。【閉経後エストロゲン欠落症の出現と年齢】4050607080(歳)エストロゲン分泌量閉経月経異常(月経周期が短くなる・月経が抜ける)のぼせ、発汗、動悸、めまい、浮遊感、関節痛、のどがつまった感じ疲労感、不眠、不安、憂うつ、物忘れ腟炎、外陰のかゆみ、性交痛、尿失禁高脂血症、動脈硬化、心筋梗塞、脳卒中骨粗鬆症4Doctor閉経っていつ? どうなる?東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科生殖機能協関学 久保田俊郎・尾林 聡第五章 〜中高年期〜For Men

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