HUMAN +女と男のディクショナリー
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99◎ 我慢より相談!日本人女性の特徴のひとつに「大やまとなでしこ和撫子」という言葉が使われることがあります。可かれん憐で繊せんさい細だが、心は強いなでしこの花に見立てての表現です。心が強く、我慢強いというのは美徳ではありますが、やせ我慢はいけません。ときには頼ることも必要です。「産婦人科は敷しきい居が高くて…」という意見もありますが、そんなことはありません。もっと気軽に相談してください。私たち産婦人科医はいつでも待っています。産婦人科の一分野に「女性医学」という新しい領域があります。生活の質(QOL)の維持向上のため、女性に特有の疾しっかん患を予防医学の観点から考えるものです。発病しないように対処する、もし発病したら重症になる前に対応する方が大事に至らないことは誰にでも理解できると思います。「こんなことで受診していいの?」と躊ちゅうちょ躇する前に、まず受診してほしいというのが私たちの本音です。◎ 若く美しくあるために「女性医学」を味方につけて誰もがいつまでも若く美しくありたいと思うものです。食事や運動に注意することはもちろん重要ですが、多くの健康法やサプリメントが提案されています。中には効果が実証されていないものも含まれています。かかりつけ医では効き目があることが研究で確かめられているものを中心におすすめしますが、偏見や誤解からなかなか普及しない方法もあります。たとえば、更こうねんき年期の諸症状には低下したエストロゲンを補うホルモン補ほじゅうりょうほう充療法(HRT)が有効です。以前にHRTは乳がんを増やすという報告がありました。しかしその後、5年までであればリスクは上昇しないこと、また5年以上でもアルコールや脂肪摂取、喫煙などによるリスク上昇よりも低いことが明らかになっています。お肌などのアンチエイジングにも効果があり、気持ちの面からも美しくなれるといわれています。このように、素敵な老年期を迎えるためにいい方法がたくさんあります。あなたの希望に合った効果のある方法は必ず見つかるはずです。◎ ケ・セラ・セラも重要です歳を取るにつれ、いろいろなことがおきてきます。それらに誠実に対応することはもちろん大切ですが、どこかに「ケ・セラ・セラ(なるようになるさ)」と考える気持ちを持つ余裕も重要です。いわゆるこころの健康(メンタルヘルス)の管理です。そのためのサポートも産婦人科医ができると思いますよ。決してひとりで悩まないでください。思 春 期青 年 期将来の妊娠のために妊娠・出産中 高 年 期

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