日本産科婦人科学会
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お知らせ

平成25年6月

会 員 各 位 殿

公益社団法人 日本産科婦人科学会
理事長 小西郁生
生殖・内分泌委員会 委員長 杉野法広
生殖医療リスクマネージメント小委員会 委員長 苛原 稔

妊娠を希望する女性に対する風疹の罹患予防に関するお願い

 最近、主に関東地方や関西地方の都市部等で、生殖年齢にある世代を中心に風疹が流行し、その結果、妊娠中の女性が風疹に罹患することが危惧されています。
 この背景として、52歳未満の女性では定期接種の機会があったものの、特に26歳~34歳の方では定期接種の接種率が十分でなかったことなどがあげられます。風疹に対する免疫を十分に有していない女性が家族や職場などの周囲の方から妊娠中に風疹に感染する可能性があります。
 十分な抗体を有さない女性が妊娠し、妊娠中期までに風疹に感染した場合には、先天性風疹症候群の発生が危惧されます。そのため、妊娠を希望する女性や、不妊治療を行う女性とその家族に対し、妊娠前の適切な予防対策を行うことが重要です。
 風疹はワクチンを接種することにより予防することが可能です。1回の予防接種でも一般に十分な予防が可能ですが、2回接種を行うことでより確実な予防が可能となります。また、20代~40代の女性では約80~90%の方が既に風疹に対する十分な抗体価を保有していることから、抗体検査を実施することで、免疫を確認することも可能です。
 つきましては、特に不妊治療外来を受診された女性など、妊娠を希望する受診者には、あらかじめ風疹抗体価の検査や風疹ワクチンの接種歴を確認することにより、不妊治療の開始前に、風疹感染の予防に関する適切な情報提供や十分な風疹対策の実施を徹底されるようお願いいたします。

(付記)妊娠希望の女性が受診された場合の風疹に関する検査と情報提供の留意点
 妊娠を希望する女性あるいは妊娠する可能性の高い女性の診察に際しては、風疹ワクチンの接種歴について確認し、抗体検査を検討して下さい。
 抗体検査の結果が陰性もしくは低抗体価(HI法による風疹HI抗体価16倍以下、EIA法による風疹EIA価8.0 IU/ml未満など)であった場合には、既に妊娠していないことを確認の上、風疹ワクチンの接種を検討するように勧めてください。なお、予防接種を行った場合には、2カ月間の避妊を行うように指導してください。

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