公益社団法人 日本産科婦人科学会

English
学会について
SUB MENU

産婦人科診療ガイドライン産科編2014 CQ204記載内容についての注意喚起

更新日時:2023年12月13日

産婦人科診療ガイドライン産科編2014「CQ204反復・習慣流産患者の取り扱いは?」には、Answer 4に「習慣性流産原因検索する場合には以下の検査を行う。」として、ループスアンチコアグラント、抗カルジオリピン抗体、抗カルジオリピンβ2GP1抗体測定がレベルAで推奨されています。また同書119頁に国内で流通している検査会社の99パーセンタイル値が表に記載されています。表中のSRL社ループスアンチコアグラント(リン脂質中和法)の値が、ロット変更に伴い変動したとの指摘を会員より受けました。SRL社に確認を依頼したところ、以下書面が届きました。なお希釈ラッセル蛇毒時間法、抗CL・β2GPI複合抗体、抗カルジオリピン抗体IgG、抗カルジオリピン抗体IgMについてはロット変更によっても変動しないとのことです。またBML社にも問い合わせましたが、同社はこの記載の変更はないとのことでした。会員各位は習慣流産の診療に際して、測定値の評価について十分に注意して下さい。

株式会社SRLからの回答「ループスアンチコアグラント(リン脂質中和法)試薬〔スタクロットLA〕ロット間差について」

平成26年10月

公益社団法人 日本産科婦人科学会
公益社団法人 日本産婦人科医会
産婦人科診療ガイドライン-産科編委員会

このページの先頭へ